南の国からの贈り物|宮崎果汁株式会社“グァバドリンク”

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 さらっとした飲み口と上品な甘さ、南国果実特有の華やかな香り。そして何と言っても心惹かれるピンク色の果汁の美しさ。「グァバジュースがこれほどおいしいものだったとは…」と感動を覚えるのが、宮崎果汁の“グァバドリンク”だ。宮崎県最南部の温暖な環境ですくすくと育ったグァバを収穫し、洗浄や破砕など完全手作業にこだわって作られる。濃縮還元果汁ではなく、生の果汁を使用するため、グァバ本来の香りや旨味が口に広がる。搾汁の際にとろみを取り除いているので、飲み口はさらり。手間ひまかけて贅沢にしぼった果汁は、芳醇でまろやか。爽やかなジュースに仕上がっている。料理にも合い、お酒や牛乳で割ってもよし。シャーベットやゼリーにも使える。一度飲んだら忘れられない逸品だ。
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■たった6本残った奇跡のグァバ

 
 このグァバドリンクの故郷は、宮崎県最南端の都井岬近くにある恋ヶ浦地区。年中、黒潮の海風が吹き、霜もほとんど降りず、雪の降らないとても温暖なところだ。恋ヶ浦地区は6世帯しかなく、近くの駅まで車で30分という自然いっぱいの環境。ここに宮崎果汁がある。
 宮崎果汁の代表取締役、大迫幸二さんはもともと農家出身で、野菜の苗やキュウリ、南瓜を栽培していた。グァバを宮崎の特産物にしようという試みがあり、1978年に宮崎県内の43の農家がグァバの栽培を開始。その中の1人が大迫さんだった。

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グァバを収穫する社長の大迫幸二さん
 
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青い海が広がり、緑が豊かに茂る恋ヶ浦

 宮崎は温暖なので露地でも枯れないと聞き、500本の苗木のうち494本を露地に植え、早く育つだろうと暖かいビニルハウスの中に6本を植えた。
 ところが、その年の冬に寒波が到来。露地で植えていたグァバはすべて枯れ、ほかの農家のグァバも壊滅状態だった。しかし、たまたまビニルハウスに植えていた6本だけ生き残った。
 ハウス内のグァバは、目を疑うほどぐんぐん育ち、その年に鈴なりの果実を付けた。亜熱帯地域の植物なので、ハウス栽培が適合していたのだ。年中暖かくしておけば、1年中の収穫が可能となった。
 

■美味しいのに果実のままでは売れない!

 
 たくさん収穫されたグァバ果実だが、青果市場に持って行っても、取り扱いがなく需要もないので取引ができないと言われ、泣く泣く自宅に持ち帰ってきた。
 完熟したグァバ果実はとても芳醇な香りで、外見は黄色だが、中身は鮮やかなピンク色。桃を思わせるまろやかな味で、果肉が多く、皮が軟らかく皮ごと食べられるとてもおいしい果実だ。
 しかし、その軟さゆえに輸送が難しく、しかも完熟すると3日ほどしか日持ちしないとてもデリケートな果実であるというデメリットを持ち合わせている。

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丸々と熟したグァバの実
 
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グァバは美しい花が咲く


 加工品の方が、グァバを受け入れてもらえるのではないかと考え、グァバ果実を家庭用ミキサーにかけ、裏ごししピューレにして、某大手ホテルに飛び込みで持ち込んだ。担当者の方に試食していただいたところ、ピンクで鮮やかな色合い、香り、味、すべてにおいてすばらしいと絶賛していただいた。
 ピューレでの手ごたえを感じ、グァバの作付面積を増加。さらに、知人に「さらに需要のあるジュース製造をしてはどうか」と助言をいただき、ジュース製造を開始した。
 

■リピーター続出の大人気商品に

 
 宮崎県物産貿易振興センターの企画で百貨店催事に出展するようになり、試飲販売を通してお客様の生の声を聴くことができた。それをさらに良い商品作りに活かせるようになり、販路も徐々に拡大していった。
 順風満帆とはいかず、最初のころは1日にグァバドリンクが3本しか売れないことも。けれど、今では、4反のビニルハウスにグァバの木が約100本、年間収穫量約15トンと、幸運にも生き残った6本のグァバの木からここまで大きくなった。 
 ジュース製造も1日最大約1100本(720mlの場合)の製造が可能となった。
 催事販売も長年続けてファンが増え、グァバドリンクだけで1日に約100本を販売することもある。
 グァバの栽培のマニュアルもなく、ジュース製造の知識もなく、ゼロからのスタートだったが、コツコツ勉強し、努力を積み重ねてきた。数えきれないほど失敗し、試行錯誤を繰り返し、何度もやめようと考えたが、お客様の声や笑顔を思い出し、ここまで続けてきたという。「現在もグァバドリンクが完成されたとは思っておらず、まだまだ進化の途中だと思っております。今後も謙虚に消費者の意見に耳を傾け、品質を突き詰め、精進していきたいと考えています」と、幸二さんの息子である大迫成長さんは話す。
 
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グァバ畑での大迫成長さん
 

■手作りと“生”の果汁へのこだわり

 
 宮崎果汁の最大の特徴は、濃縮還元果汁を使用していないことだ。
 濃縮還元果汁は、煮詰めたり、遠心分離機にかけたり、特殊な濾過装置を通したりして、果汁から水を取り出す。なぜ、わざわざ水を取り除くのかというと、水を取り除くことによって重量が軽く、体積も小さくなるので、輸送コストが削減され、保管も場所をとらなくなり、便利だから。
 しかし、それでは果実本来の香りや旨味が楽しめないのではないかと考え、宮崎果汁では生の果汁を使用している。宮崎果汁のグァバドリンクを飲むと、果実そのままを味わっているような“果実感”が強いのはそのためだ。
 宮崎県は晴れの日が多く、黒潮の影響で冬でも暖かで湿潤な海風が吹く。自然の恩恵をたっぷり受けたトロピカルフルーツを、手間暇かけて贅沢にしぼり、ドリンクに加工している。
 
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生のグァバ果汁を使用している
 

■料理と一緒に楽しみ、デザートにもアレンジ

 
 このグァバドリンクは、食事との相性がいいことも大きな特徴だ。
 都内で約30年にわたって「イタリアンレストラン ピッコロ」を営むオーナーシェフの松成悦雄さんは、宮崎果汁のグァバドリンクについて「南国果実のねっとり濃厚というイメージとは違い、やさしい甘さで後味もすっきりしている。油を使う料理との相性が特にいいと思う。よく冷やして、イタリア料理や中華、焼肉などに合わせると、脂っぽくなった口の中をこのジュースがさっぱりとさせてくれるので料理もいっそうおいしく味わえる。このままでもシャーベットにしても、とてもいい口直しになると思う」と話す。

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鶏肉のローストとの相性もぴったり(ピッコロ)
 
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前菜5種の盛り合わせとともに(ピッコロ)



 実際にグァバドリンクに合う料理を作っていただいた。前菜5種の盛り合わせは、アサリやナスのマリネ、豚のパテのパイ包み焼き、卵とズッキーニのイタリアンオムレツ、そして軽く焼いたホタテを生ハムで巻いてフランベしたもの。「このジュースが生きるようにオリーブオイルを多めに使った」と松成さん。もう一品は、鶏ローストヨーグルト風味ウスターソースのイングリッシュ風(*ページ最後に作り方あり)。「宮崎県は鶏肉料理が多いので、宮崎生まれのジュースと相性がいいと思う。ソースはバルサミコではなくウスターソースを使用した」とのこと。
 どちらも口の中にちょっと油がたまったなというところでグァバドリンクを飲むと、油がすっと消えて口の中がさっぱり。次のひと口が新鮮に味わえる。
 

■“風土47”だけの特別価格で取り寄せられます

 
 宮崎果汁の「グァバドリンク」が特別価格で購入できます。
 この機会にぜひご堪能ください。お中元など贈答用にも便利です。

-お取寄せ・お申込み方法-

 「風土47特別価格 グァバドリンク」

 ◆風土47・グァバドリンク720ml 3本セット
  3,500円(送料込、消費税込)

 ◆風土47・グァバドリンク720ml 6本セット
  5,600円(送料込、消費税込)

 *通常価格はグァバドリンク720ml 1,080円(消費税込)
  のほか、別途送料がかかります。

・ご注文方法
  • ・お電話:(「風土47を見た」とお話しください)
  •  フリーダイヤル 0120-762-118(月~金 8:30~17:00)
  • ・FAX:0987-76-1400
  • ・メール:miyazakikajyu@dolphin.ocn.ne.jp
  •  ※日曜は休みとなっております。土曜、祭日は不定期に
    休みになります。
  •  ※FAX、メールは24時間受け付けております。
  •  ※FAX、メールでのご注文の場合は、住所、氏名、電話番号、商品名「風土47・3本セット」もしくは、「風土47・6本セット」の明記をお願いします。
・お支払方法
  • 代金引換(手数料324円)
  • 郵便振替(入金確認後発送)(手数料無料)
  • 銀行振込(入金確認後発送)(手数料お客様負担)
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  • ※代金引換は4~5日でお届けできます。
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  • ※郵便振替は、用紙を郵送いたしますので郵便局にてお振込み願います。
  • 振込用紙が届くのに4日前後、ご入金いただきましてお届けまで5日前後、御注文いただきましてから商品が届くまで合計10日前後になります。
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  • ※銀行振込は下記の口座までお願いいたします。
  • 宮崎銀行串間支店(普)1284401
  • 宮崎果汁株式会社代表取締役大迫幸二
  • 恐れ入りますが手数料はお客様負担にてお願い申し上げます。
進物対応可能です。ご希望の場合はお申し出ください。

 
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贈答品としても好評です
 

■今回ご協力いただいた店

 
イタリアンレストラン Piccolo(ピッコロ)

 オーナーシェフの松成悦雄さんが昭和62年から営むイタリア料理店。奥さんの和子さんと、毎年、1~2週間はイタリアに滞在して本場の味や食材を研究し続けている。その味は舌の肥えた多くのファンに「誰にも教えたくない店」と言わしめるほど。さらに驚くのは良心的な価格。20年以上も値上げをせず、夜のコースは前菜と選べるパスタ、選べるメイン、サラダ、デザート、コーヒーが付いて3020円。ランチは1000円。

〒154-0001
東京都世田谷区池尻2-33-8
☎03-3421-9814
ランチ  11:50~13:30(月~金)
ディナー 18:00~21:30(月~土)
日曜・祝日休
田園都市線池尻大橋駅[南口]から徒歩約4分

*鶏ローストヨーグルト風味ウスターソースの
 イングリッシュ風の作り方
  • ①鶏肉を市販のヨーグルトに漬けて3~4時間置く。
  • ②キッチンペーパーなどで軽くヨーグルトを拭きとり、フライパンで皮によく焦げ目が付くように焼き、さらにオーブンで焼く。
  • ③ソースは、ウスターソース100cc、マスタード大さじ1、白ワインビネガー大さじ3を鍋にかけて煮詰めていく。
 
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