ほんのり柚子胡椒が香る|㈱渡邉食品企画 津江鶏めしの素

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 今月は、大分県の郷土料理“鶏めし”のご紹介だ。

 大分の“鶏めし”は、鶏肉とゴボウという相性抜群の素材を甘辛く味付けし、ご飯に混ぜたり、炊き込んだりする郷土料理。素材のうま味がご飯全体にいきわたり、甘辛い醤油味が食欲をそそる。グルメマンガ『美味しんぼ』にも紹介されるなど、知名度は全国区だ。

 今回ご紹介する「津江(つえ)鶏めしの素」は、鶏めしに、なんと地元前津江町(まえつえまち)名産の“柚子胡椒(ゆずこしょう)”が加えてある。伝統の料理に新しい工夫を凝らした、他にはない味だ。この画期的な味わいに惚れ込んで、リピーターになる人が続出しているという。

 食べ方は簡単。袋のままお湯で約3分間温めて、炊いたご飯に混ぜるだけ。鼻に抜ける柚子の香りが心地よく、噛みしめれば鶏肉とゴボウのうま味が口いっぱいに広がる。コクもあるのに、柚子胡椒の爽やかな風味で後味がすっきり。そのため、ついもう一口、もう一口……と止まらなくなる。

 忙しいとき、あるいは一人暮らしの男性でも、手軽においしい鶏めしができる。ピザやパスタ、コロッケなどにも応用ができて、再び調理しても柚子の香りが飛ばない独自製法になっている。

 今回は【風土47】特別価格として、「津江鶏めしの素5パックセット」通常3,240円がジャスト3,000円(税込)!しかも送料無料。自然豊かな日田市前津江町で生まれた新しい郷土料理を、この機会に味わおう。

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■元バンドマンだった社長の“郷土愛”が生んだ新しい鶏めし

 
 「津江鶏めしの素」を作る渡邉食品企画があるのは、大分県西部の日田(ひた)市前津江町。山並みに囲まれた自然豊かな地だ。前津江町をはじめ、大分県の田舎町では、昔から近所の寄り合いがあると割烹着を着たお母さんやおばあちゃんたちが集まって鶏めしを作った。

 この地で生まれ育った社長の渡邉政勝さんも、小さいころから鶏めしを食べて育ったという。けれど、今の会社を始めようという考えが芽生えたのは、地元ではなく、大阪でバンドマンをしていたころだった。

 「約10年間、大阪でバンドマンをして過ごしていました。その間、周囲の人から『田舎に田んぼや畑をたくさん所有しているんでしょ。いいなあ、自分も田舎暮らしをしたいなあ』というようなことをよく言われたんです。

 

豊かな自然が広がる前津江町の風景
 
 
 

前津江町にある自社工場
 
 確かに私の実家も近隣の人もそこそこの広さの農地を持っていて、それを特別なこととは思っていなかったのですが、周囲の人たちは羨ましいと言ってくれました。そのうち、こんなに田舎育ち・田舎暮らしがいいと思われているなら、それ自体が武器になるのではないかと思い始め、過疎化が進む地元で商売をして地域貢献ができないかと考えるようになったのです」と渡邉さん。

 実家に戻り、2009年にご両親と3人でスタートした会社は、やがて従業員も増え、昨年、法人化した。

 会社を興して、最初に開発した商品が「津江鶏めしの素」だ。“他社にないものを”という観点から、地元の柚子胡椒を使った鶏めしを作ることを考えた。

 
 
 
 実は、会社設立当初は、商品の企画と販売を行い、製造は別会社に委託しようと考えていたそうだ。社名を渡邉食品企画としたのもそのためだ。

 それが、なぜ自社で作るようになったかを、渡邊社長はこう話してくれた。

 「試作してサンプルも配り、次は原料の確保だと活動しはじめたところ、柚子胡椒をはじめとする食品製造会社の方々から高評価をいただいたのです。『これはいけるよ』とみなさんに褒めていただき、のせられるがまま、地元の空き店舗を活用して自社工場を造りました。

 以降、食品企画会社として立ち上げたはずの会社は、食品メーカーとなり、やがて“鶏めし屋さん”としてすっかり定着してしまいました」。

 今回の商品は、発売前から食品のプロたちが認めた味だったのだ。

 

幅広い料理に応用できる
 
 

■国産材料にこだわり、自社工場で手作り。保存料など無添加

 
 「津江鶏めしの素」は、緑に囲まれた前津江町の自社工場で作られている。

 この商品が優れているのは、味の良さはもちろん、安心、安全なことだ。厳選した国産の材料を使い、できるだけ保存料や着色料などの添加物を使用せずに製造している。

 主な材料は、国産の鶏肉とゴボウ。これらをカットして、充分に炒め、醤油や砂糖で味をつける。

 味付けで重要なのが柚子胡椒の配合だ。独自製法で、火にかけても柚子の香りが飛びにくい配合にしている。

 味付けが終わったら袋詰めをして殺菌し、ラベルを貼って出荷される。

 

厳選した国産の鶏肉を使用
 
 
 

ゴボウは手作業で丁寧にささがきにする
 
 渡邉社長が思うこの商品の最大の特徴は、やはり「食べたときに鼻から抜ける柚子の香り」だという。

 「津江鶏めしの素」はピザ、パスタ、卵焼き、コロッケの具材などにアレンジできるが、再び火を入れて作った二次加工品でも、芳しい柚子の香りが残っている。爽やかな柚子の風味が最後まで楽しめるのだ。

 大分県の名産品として有名な“鶏めし”と“柚子胡椒”。

 ありそうでなかったこの組み合わせを実現した画期的な商品について、渡邉社長は「新しい郷土食として、20~30年後に地元に定着してもらえたらという思いで、地域の名をつけて『津江鶏めしの素』としました」と話す。

 
 
 
 読者に伝えたいことは?とお聞きすると、

 「普段の食事が身体を構築していますので、当社ではできる限り添加物を省いた食品製造を心がけています。これからも、地域の雇用と産業の振興に寄与し、安心・安全・おいしい商品を提供できるよう精進していきます」とのこと。

 真面目で誠実、そして何より故郷を愛する温かい気持ちが伝わってくる。

 山あいの小さな工場で一つ一つ丁寧に作られる自慢の逸品を、この機会にぜひ味わってみよう。噛みしめるたびに、大分の穏やかでみずみずしい自然が目の前に広がり、集会所で笑いながら鶏めしを作る郷土のお母さんたちの姿が思い浮かぶ。

 食べると温かい気持ちになる、そんな逸品だ。

 

切った材料を炒める。これも手作業だ
 
 

■“風土47”の特別価格で取り寄せられます!

 
-お取寄せ・ご注文方法-
 
・注文受付期間:6/1~7/31
 
「風土47特別価格 鶏めしの素」
 
津江鶏めしの素セット
  津江鶏めしの素(1パック 210g×5パック)
     3,000円(送料無料・税込、通常料金 3,240円)
 
・ご注文方法
 
FAX・又はE-Mailにてご注文をお願い致します。
決済方法は、代金引換決済のみでお願い致します。
代金引換決済手数料はお客様負担となります。
 
 (株)渡邉食品企画「風土47」係
 
FAXからのご注文 FAX:0973-53-2703
E-Mailからのご注文 watanabe@hita-net.jp
 
郵便番号、ご住所、お名前、電話番号、商品名、数量、金額をお知らせください。
 
FAXの場合は、商品名に必ず「風土47・鶏めしの素セット」とご記入願います。
 
「風土47」をご覧になった旨が確認できない場合は、通常料金になりますのでご注意ください。
 
・お支払方法
 
商品到着時に代金引換払い(所定の手数料がかかります)
  商品合計金額 1万円未満 手数料:324円
         2万円未満 手数料:432円
         3万円以上 手数料:648円
 
  なお、商品等についての問い合わせにつきましては
  TEL:0973-53-2700 へご連絡ください。
 
 


 
 


取材 中元千恵子(トラベルライター、日本旅行記者クラブ、日本旅のペンクラブ会員)