厳選した至高の味わい|JA鳥取中央・東郷梨選果場 二十世紀梨「鶴の舞」

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 シャリシャリとした心地よい歯ざわりとみずみずしくあふれる果汁、そして上品な甘みと爽やかな酸味の絶妙のバランス。鳥取県の名産品である二十世紀梨のおいしさは誰もが知るところだ。

 今回は、その中でも選りすぐりの逸品「鶴の舞」をご紹介する。

 鳥取県の中央部には、まるで鶴が羽を広げて飛んでいるような形の東郷湖(とうごうこ)があり、一帯では古くから梨の栽培が盛んに行われてきた。花崗岩質の水はけのよい土壌や、湖面からの反射光など、果実栽培に適した自然環境に恵まれ、良質な梨が育つ。

 その東郷地区の二十世紀梨が一堂に集められるJA鳥取中央・東郷梨選果場で、糖度、熟度、外観など、すべての項目で文句なしの一級品と認められたものだけが「鶴の舞」とよばれる。二十世紀梨の良品の糖度が10.5度であるところ、「鶴の舞」はなんと12度もある。

 「自信を持ってお届けする自慢の逸品です。鳥取の110年を超える梨栽培の歴史と、東郷の生産農家300名の努力の結晶である“鶴の舞”を、ぜひ味わってみてください」と東郷梨選果場の寺地部長の言葉にも熱がこもる。

 今回は、4L(5玉)3,500円(通常料金 4,000円)、3L(6玉)3,300円(通常料金 3,800円)と、各500円もお得な『風土47』特別価格が実現(どちらも税込み、送料別)。全体の出荷量の1%にも満たないという貴重品だけに、期間は9月1日~12日、各10箱までと超限定品に。お申し込みはお早めに! 贈答品としても喜ばれること間違いなし!

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■たった10本の苗木から始まり、今や生産量全国1位!

 
 「二十世紀梨の産地は?」と聞けば、多くの人が「鳥取県」と答える。

 それほど鳥取県の二十世紀梨は全国的に知られた名産品だ。国内生産量の約半分を占め、もちろん流通量は全国1位を誇る(平成25年度分、日本園芸農業協同組合連合会調べ)。

 けれど、その栽培の歴史は、明治37年(1904)、千葉県から導入されたたった10本の苗木から始まったのだという。

 110年以上に及ぶ栽培の歴史の中で、黒斑病などの病気、そして台風や大雪などの自然災害を乗り越え、生産者たちは研究と努力、経験を積み重ね、卓越した栽培技術を身に付けてきた。

 透きとおるように美しい淡い黄緑色の肌、口の中に果汁がほとばしる豊潤な鳥取県の二十世紀梨は、110年を超える努力の積み重ねと丹精込めた育成の結晶なのだ。

 

日本一の生産量を誇る鳥取県の二十世紀梨(©鳥取県)
 
 
 

東郷湖を望む斜面に一面の梨畑が広がる(©鳥取県)
 
 県内全域で梨栽培が行われているが、特に東郷は名産地として名高い。

 「鶴の舞」の故郷“東郷”はどんなところだろう。

 中央部には、その形から“鶴の湖”の愛称でも親しまれる周囲約12㎞の東郷湖が広がる。山陰八景にも数えられる風光明媚な湖であり、湖畔や湖底から温泉が湧いているため、湖のほとりには東郷温泉とはわい温泉の2つの温泉地がある。

 湖の周辺には、のびやかに続く斜面いっぱいに梨畑が広がる。

 「斜面であることに加え、花崗岩質なので水はけがよい土壌です。湖面からの反射光もあるので光合成がよく進むなど、果実栽培に適した環境に恵まれていますね」と、この地域の特徴を寺地部長が解説してくれる。

 東郷は、県内でも早く花が咲く、温暖な地だという。

 
 

■花粉採取や人工授粉、細かな手作業が生む日本一の二十世紀梨

 
 二十世紀梨の育成は、せん定や花粉採取、人工授粉、摘果(てきか)、袋かけなど、丹念な手作業の連続だという。

 畑では秋から冬にかけて土づくりが行われ、そして、3月末、花粉の採取が始まると、いよいよ忙しいシーズンへと突入だ。

 二十世紀梨は“他家受粉”といって違う品種の花粉でないと実が付かない。そこで、あらかじめ他品種の花芽の付いた枝を切り、ビニールハウスで早く花を咲かせて花粉を取っておく。

 輸入した花粉を使う生産地もあるが、東郷では花粉採取も自分たちで行っている。

 

小さな筆で花の一つ一つに花粉を付ける「人工授粉」
 
 
 

袋かけも1個1個手作業で行う
 
 4月上旬から中旬にかけて、二十世紀梨の花が咲くと、それら花の一つ一つに、筆のようなものを使って採取しておいた他品種の花粉を付けていく。

 二十世紀梨は、ほとんど自然交配をしないため、この人工授粉の作業が必要なのだ。

 「交配は時間との闘いです。花は一斉に咲くので、時期を逃さないよう、人工受粉を行います」と寺地部長。

 余分な実を取った摘果後の5月には、残った実に小袋をかけ、6月には育った実に大袋をかける。袋かけも時間との闘いだ。梅雨の合間に、機会を逃さずに素早く袋をかけるのだという。

 
 
 
 鳥取の二十世紀梨では2回の袋かけを行うのだが、そのために美しい外観が保て、梨の天敵ともいえる黒斑病の防除にも役立つ。また、袋かけがしてあるおかげで病害虫や農薬が直接つかず、海外へも輸出できる。

 こうして、愛情込めて育てられた二十世紀梨は東郷梨選果場に集められ、重さや色や形、光センサーによる糖度の測定などを行う。

 「鶴の舞」では、さらに卓上センサーでも計測し、糖度や熟度が申し分のないことを確認するという。

 “日本一の二十世紀梨の生産地”といわれる東郷で、さらに選りすぐられた最高品質の逸品「鶴の舞」を、この機会にぜひ味わってみませんか?

 

大袋をかけて収穫を待つ(©鳥取県)
 
 
 

東郷梨選果場に運ばれ、丁寧に選別される
 

光センサーも導入し、糖度などを測定
 
 

■“風土47”の特別価格で取り寄せられます!

 
-お取寄せ・ご注文方法-
 
・注文受付期間:9/1~9/12
 
風土47特別価格 二十世紀梨「鶴の舞」
 
4L(5玉)
  3,500円(税込・送料別、通常料金 4,000円)
 
3L(6玉)
  3,300円(税込・送料別、通常料金 3,800円)
 
本商品は、各10箱のみの販売になります。
 
・ご注文方法
 
  JA鳥取中央・東郷梨選果場のホームページよりご注文を承ります。
 
ご注文画面の備考欄に必ず「風土47」とご記入願います。
 
「風土47」のご記入がない場合は、通常料金になりますのでご注意ください。
 
・お支払方法
 
郵便振替、コンビニ支払がございます。
 
  なお、商品等についての問い合わせにつきましては
  TEL:0858-32-2112 へご連絡ください。
 
 

鳥取県の二十世紀梨
 
 


取材 中元千恵子(トラベルライター、日本旅行記者クラブ、日本旅のペンクラブ会員)