夏におすすめ! 元気野菜|行者菜


行者菜(ぎょうじゃな)という野菜が人気をよんでいる。行者にんにくと、ニラを掛け合わせて開発され、両方の優れた特性を併せ持つ。
行者にんにくは、山岳信仰の行者たちが深山での荒行に耐えるために食べたことから名が付いたといわれ、疲労回復や滋養強壮に役立つとされる。味が良く、栄養豊富で、“山菜の王様”とよばれるほどだ。
栽培もされているが、育つまでに5年ほどかかり、収穫時期も約2週間しかなく、希少性が高い。そこで、栄養素も多く含み、生産性も高いものを作ろうと開発されたのが行者菜だ。
山形県長井市で、行者菜の栽培を開始して12年。「おいしい」と口コミで評判が広がり、リピーターが増えて、出荷量も年々増加している。
ニラと同じように炒めたり、あるいはピザの上にのせて焼いたり、茎を生のまま刻んで麺類の薬味にしてもいい。和・洋・中の料理で幅広く使える。
にんにくに多く含まれる硫化アリル(*)やビタミンも豊富な行者菜。刺激のある味は食欲増進にもつながり、暑い夏を元気に乗り切るのにぴったりの野菜だ。
今回は、「風土47」の特別価格で、「行者菜セット100g1束×10束」が1,080円(税込・送料別)で購入できる。ネット販売価格1,650円の商品なので、断然お得。この機会にぜひご賞味ください。
(*硫化アリルは、玉ねぎやにんにく等のユリ科の植物に含まれる成分のこと。)

■栄養豊富でおいしくて、農薬不使用。良いことづくしの行者菜
一つはもちろん、豊富な栄養素だ。
にんにく成分ともいわれる硫化アリルが行者にんにくよりも多く含まれている。
また、ビタミンの宝庫であるニラと比べても、ビタミンAとビタミンB1は15%、葉酸は20%も多い。
“親”である行者にんにくやニラと同じくらい、あるいはそれよりも栄養的に優れた面も持っている。
そして、味の良さも魅力だ。
行者菜生産グループ「さわのはな倶楽部」の遠藤孝太郎さんは、「見た目はニラとそっくりなので、最初は見分けがつかないお客様も多いのですが、一度食べていただくと『刺激があっておいしい』と覚えてくださることが多い」と話す。

ビタミン豊富で味もよい行者菜。さまざまな料理に使える

行者菜は長井市自慢の特産品。それを支える生産者のみなさん
「行者菜は香りが強いので、虫がつきにくく、病気もあまり寄せ付けません。そのため、農薬や化学肥料を使わずに育てられます」と遠藤さん。
葉や茎をそのまま食べる野菜なので、これはうれしい。
このように、優れた特性を多く持つ行者菜は、年々その人気が高まっているという。
6年前から首都圏にも出荷を開始し、出荷量は昨年の20トンから、今年は30トンの大幅増加を見込んでいる。
需要にこたえたいと、生産者確保のために、農家だけでなく退職者や主婦にも生産に参加してもらう「行者菜100人プロジェクト」を、行政と協力して実施。
今や、長井市は日本一の行者菜の里なのだ。
■太陽を浴びて力強く成長。5~9月に何度も収穫できる
まず、1年目は苗を養成する。肥料を与えてじっくり育てる。
2年目の5~6月になると、畑に植え付けを行い、5月から9月まで収穫を行う。
行者菜は20~30日で成長するので、9月まで、何回も収穫できる。強い生命力と成長力を感じさせる野菜だ。
遠藤さんに、新しい野菜「行者菜」の栽培を開始したきっかけをうかがった。
長井市で行者菜の栽培が始まったのは、平成18年。
その前年、遠藤さんともう一人のメンバーが、地大根「花作大根」の復活事業について発表するために宇都宮大学を訪れたとき、行者菜が開発されたことを知ったそうだ。

行者菜は2年目の苗を畑に植え付ける

すくすくと育つ行者菜は、まさに元気野菜
発売当初は、ニラとの差別化を図るのが難しかったそうだ。
そこで、山形市の大学と連携してキャラクターを作り、地元の料理研究家の方々にも協力してもらい、レシピを開発。そんな努力が実って、しだいに行者菜が認知されるようになったという。
地域が一体となって応援している行者菜。将来は、全国のスーパーで当たり前のように見られる日がくるかもしれない。
遠藤さんは「行者菜は、食べると元気になる“元気野菜”です。ぜひ味わってみてください」。
これからの季節にぴったりですね。
■行者菜が「風土47」特別価格で取り寄せられます!
-お取寄せ・ご注文方法- | |
・注文受付期間:6/1~6/30 | |
◆ | 「風土47特別価格 行者菜」 |
・ | 行者菜セット 100g/1束×10束 1,080円(税込・送料別。ネット販売価格1,650円) |
※ | 送料:東北・関東は700円、関西は900円(税別)クール便 |
上記以外の地域の方はお問い合わせ下さい。 | |
・ご注文方法 | |
電話、FAXよりご注文承ります。 | |
TEL:0238-84-6449 FAX:0238-84-1963 | |
※ | 郵便番号、ご住所、お名前、電話番号、商品名「風土47・行者菜セット」、数量、金額をお知らせください。 |
※ | お電話の場合は、「風土47を見た」とお伝えください。 |
※ | FAXの場合は、商品名に必ず「風土47」とご記入願います。 |
※ | 「風土47」をご覧になった旨が確認できない場合は通常料金になりますのでご注意ください。 |
・お支払方法 | |
・ | 郵便振替(入金確認後発送)、代引き(別途代引き料金324円)がございます。 |
なお、商品等についてのお問い合わせにつきましては | |
行者菜生産グループ さわのはな倶楽部(TEL:0238-84-6449)へご連絡ください。 | |

行者菜
取材 中元千恵子(トラベルライター、日本旅行記者クラブ、日本旅のペンクラブ会員)