

いよいよ今月13日(日本時間)にサッカーワールドカップブラジル大会が開幕します。サッカーファンのみならず、野球ファンの私でも、やはり連日、昼夜逆転?寝不足の日々…となることでしょう。ブラジルと日本の時差は-12時間。ブラジル国内でも2時間の差があり3つのエリアに分かれているそうです。とは言え-12時間なので、計算しやすいですね。
さてTVの前の応援と共に、我々に出来る事と言えば「神頼み!」や「願掛け」。選手たちが怪我なく、思う存分、自分たちの力を発揮してくれることが一番。…とは思いますが、出来る事なら勝ち続けて欲しい!…と願ってしまう。いうことで今回は「SAMURAI BLUEを応援できる京都」をご紹介します。その前に…。


本庄市役所1階市民ホールに6月末まで展示されている「必勝だるま」写真提供:本庄市
その勝負運にあやかり2006年、2010年のサッカー男子日本代表、そして記憶に新しい2011年の女子、なでしこジャパンへ「日本神社の必勝だるま」を本庄市が贈呈。監督や選手のサインが入った歴代の「必勝だるま」の3体が現在、本庄市役所の1階ロビーで展示されています。(6月30日までの土休日を除く、平日8:30~17:15の展示)
本庄市は「日本サッカーを応援する自治体連盟」に加盟しており(全国に280ほどの自治体が加盟)、今回も本庄市児玉町商工会青年部が「日本神社の必勝だるま」を日本代表に贈呈する予定とのこと。応援する我々の願いの一つの形ですね。祈願叶って「だるま」に目を入れ、祝杯を挙げたいな。
※ちなみに坂上田村麻呂は、あの京都・清水寺を創建した人物としても知られている平安時代の武将です。


蹴鞠の神様「精大明神」を祀る白峯神宮の「地主社」
15年ほど前までは、境内はいつも静かだった京都上京区にある「白峯神宮」。ここ5~6年?で何故か?有名になり、いつでも修学旅行生の姿が見られるようになりました。お目当ては「蹴鞠の神」「球技の守護」へのお参りなのでしょうか。授与品も当初は「闘魂」と縫われたお守だけでしたが、今は部活ごとの「叶う輪」やリストバンド、ヘアーバンドなど、スポーツ色が豊かになりました。
蹴鞠の神にお願いする前に、まずは本殿にお参りを。白峯神宮のご祭神は崇徳天皇と淳仁天皇です。そして球技・芸能の神は境内の東にある摂社・地主社に祀られている精大明神です。平安時代から蹴鞠と和歌の宗家・師範として朝廷に仕えた公家・飛鳥井家の守護神が精大明神。この場所に飛鳥家の屋敷があったとされています。それゆえ「地主社」。球技・スポーツ、学芸上達の社として全国から崇められています。

蹴鞠碑は撫でて球運を授かります。蹴鞠の庭では、時折、練習する保存会の皆様に出会うことも。蹴鞠は皆で輪になり、鞠を地面に落さないようにプレーします
また蹴鞠の庭という15メートル四方の「まり庭」もあり、時々、蹴鞠保存会の方々が練習をしています。平安装束をまとっての本番はお正月4日、下鴨神社で「蹴鞠始め」ほか、各社での蹴鞠奉納行事です。
今年、そのお正月の「蹴鞠始め」にワールドカップにちなみ、なんとブラジル人が飛び入り参加したのですよ!


蹴鞠がデザインされた白峯神宮の絵馬のほか、足腰守護のご利益のある社寺の授与品の数々
そこで今回、私の知り得る限り?の京都における「足腰健全、足腰守護」の社寺を列挙します。

護王神社は狛犬ではなく、ご祭神の道中を助けた故事にちなみ狛猪が鎮座する

小さな社でつい見逃してしまいそうな福徳社。足腰の神とされている

大蓮寺は観光社寺ではありませんが「走り坊さん」の健脚にあやかりお守りを頂くことは何時でも可能

珍しい正座の観世音菩薩像がおられる宇治の「三室戸寺」
簡単ではありますが足腰守護のご利益社寺をざっと、ご紹介しました。ご自身の足腰守護祈願に合わせ、是非、選手たちの足腰を守って!とお願いにお参りください。


下鴨神社・糺の森にある河合神社にある「任部社」は八咫烏命が祀られており、サッカー必勝祈願の社となっている
その八咫烏に因んだ、切り札!? 先日行った際、何やら絵馬が増え、その内容もブラジル大会のことが目立ち、続々と祈願者が訪れている気配を感じました…ズバリ・京都の下鴨神社・糺の森にある河合神社の「任部社」。この社には八咫烏命が祀られています。もう、それで「サッカーの必勝祈願の社」と言っても過言ではないですね。頑張れ SAMURAI BLUE!