


嵐電の座席には姉妹提携のキャラクター「えのん&あらん」がデザイン
そこで今回は関東圏の定番、日帰り観光地「鎌倉」と京都を繋ぐ、電車のお話し。


北野白梅町駅に停車する江ノ電号
その嵐電と江ノ電が2009年、姉妹提携を結びました。お互いに、観光都市にあり、幕府が置かれた歴史、また社寺も多いなど共通点も多いこと。そして、それぞれ2010年が節目の年であったこともあり、姉妹提携を結んで、双方の発展にタッグを組んだということです。

姉妹提携イメージキャラクター「えのん&あらん」
「えのん」は男の子で、江の島の「江」を、あらんは、その妹で嵐電の「嵐」という漢字からイメージされた可愛いデザインとなっています。色は「えのん」が江の島の海と島をイメージした青と緑、「あらん」は嵐山の紅葉(桜?)をイメージしたピンクと、京都のカラー、紫となっています。


鎌倉行「嵐電号」

江ノ電鎌倉駅にあるごみ箱にも「えのん&あらん」がデザイン

鎌倉・鶴岡八幡宮への鳥居


嵐電・北野線では桜のトンネルを走行
北野線沿線には龍安寺、妙心寺、仁和寺といった名刹がズラリ、本線には太秦映画村、広隆寺、そして渡月橋・天龍寺のある嵐山と人気の観光スポットに連れて行ってくれます。
また春には鳴滝駅と宇多野駅間の線路脇の桜並木が満開を迎え、ピンクのトンネルの中を電車が走り抜け、絶景お花見スポットとなっています。そんな嵐電の車両の中に、鎌倉の江ノ電パッケージ車両が走行しています。


「えのん」と江ノ電沿線の観光スポットが描かれた嵐電の外装
ちなみに余談ですが嵐山駅のホームには足湯があります(一人200円・タオル付)。この足湯はJR九州由布院駅と阪急電鉄箕面駅「もみじの足湯」と姉妹提携しています。

嵐電嵐山駅の足湯

嵐電嵐山駅にはホームに足湯がある


藤沢駅を出る鎌倉行の「嵐電号」
でも姉妹提携で、それぞれの車両パッケージを見られて、楽しい一日でした。鎌倉で出会える京都、京都で出会える鎌倉、仲良く今日も沢山の観光客を乗せて走行していることでしょう。是非、ご利用の際、「えのん&あらん」を見かけたらご注目を。パッケージデザインの特別車両に乗れると良いですね。爽やかな初夏、二つの古都へ、お出かけください。