

7月は夏本番の始まり。
まばゆい日差しが輝いて、海へ、山へと誘われるシーズンです。
夏休みが始まって、屋外レジャーの機会も増えるでしょう。
逆に、職場では冷房が効きすぎて、体調を崩す女性がみられるころです。
これから続く夏を思いっきり楽しむために、栄養補給に気を配りましょう。
今月は、暑くて食欲のないときにも手軽に食べられて、栄養もつく。そんな逸品ぞろいです。
まばゆい日差しが輝いて、海へ、山へと誘われるシーズンです。
夏休みが始まって、屋外レジャーの機会も増えるでしょう。
逆に、職場では冷房が効きすぎて、体調を崩す女性がみられるころです。
これから続く夏を思いっきり楽しむために、栄養補給に気を配りましょう。
今月は、暑くて食欲のないときにも手軽に食べられて、栄養もつく。そんな逸品ぞろいです。
取材/撮影 中元千恵子(トラベルライター 日本旅のペンクラブ、日本旅行作家協会会員)

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また、商品の価格は掲載時のものですので、変動があることをご承知おきください。
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一戸町・戸田久/奥州市・小山製麺/岩手町・菊政
盛岡じゃじゃ麺(2人前420円〜、4人前1050円)
盛岡じゃじゃ麺(2人前420円〜、4人前1050円)
盛岡じゃじゃ麺は、わんこそば、冷麺と並ぶ盛岡三大麺のひとつ。茹でた麺に、特製の肉みそをかけて食べる。もとは、今から50年ほど前、ある料理店の主人が旧満州にいたときに食べた炸醤(ジャーチャー)麺をもとに作り、盛岡の人の好みに合わせてアレンジしたもの。中華麺ではなく、きしめんかうどんのような麺を使い、茹でたてに、キュウリ、ネギのみじん切り、肉味噌をのせて食べる。麺はツルツルとのど越しがよく、噛めばしこしこ、もちもちと歯ごたえがいい。ピリッと香辛料が効いた肉みそと、しゃきしゃきとしたキュウリの食感が食欲をそそる。肉みそにニンニクが入ったものもあるので、食欲がないときもこれを食べれば夏バテ解消!


三宅島・三宅島農園
明日葉うこっけい卵(6個入り1700円、10個入り2500円)
明日葉うこっけい卵(6個入り1700円、10個入り2500円)
普通の卵の10倍の値段ながら、入荷早々に売り切れることも多い人気の商品。その味の濃さは驚くほどだ。烏骨鶏(うこっけい)は江戸初期に中国から伝わったニワトリの一種で、中国ではその肉と卵が薬膳料理に珍重されている。日本では、女性が子宝に恵まれたり、またお年寄りの中風に効果があるといわれる。最近の研究では、健康細胞を活性化する効果が高いということも分かった。三宅島農園では、青い海と空が広がる大自然の中で、親鶏が平地を自由に動き回れる“平飼い”にし、三宅島産の明日葉、海草、魚、野菜、新潟県魚沼産の減農薬米の糠など飼料として大切に育てている。安心して食べられる卵として、東京都うこっけい卵品評会において優秀賞を受賞した。夏のスタミナ源にぴったりの一品。
彦根市・千成亭
本格職人仕立ビーフカレー・近江肉使用(200g 682円)
本格職人仕立ビーフカレー・近江肉使用(200g 682円)
暑くて食欲がない、暑すぎて料理を作るのもめんどう……。そんなときにこれを買っておけば安心。手軽に、近江牛たっぷりの本格的なカレーが味わえる。カレールーは、厳選したスパイスと野菜、フルーツに隠し味を加え、直火で丹念に炊き上げたもの。そこに近江牛の旨味が加わっている。製造元の千成亭は、昭和30年から近江牛ひと筋に商ってきた老舗。創業以来、風味、香り、軟らかさで優る未経産牝牛(子どもを産んでいない牝牛)にこだわり、30か月以上じっくり飼育して使用してきた。近江牛の脂は、輸入肉の融点が31.4℃なのに対し、24.8℃と低く、舌の上で溶けて旨味が広がるのが特徴だという。


出雲市・しじみ屋かわむら
宍道湖産大和しじみ(100g 504円)
宍道湖産大和しじみ(100g 504円)
シジミの特産地である島根県では、“土用シジミ”と“寒シジミ”という言葉がある。この時期のシジミは、特に栄養価が高くておいしいということ。「夏バテ対策の食材としてウナギが有名ですが、シジミは小さい体に似合わず、ウナギに負けない栄養価があるんです」とショップの担当者。細胞を活発にしてエネルギーを作るアスパラギン酸や、コラーゲン再生を促進するプロリン、肝機能を高めるアラニンなど、その栄養素は数多い。さらに、しじみ屋かわむらのシジミは、特製の水で砂抜きされ、アミノ酸の量が通常の2倍以上になっている。面倒な砂抜きをする必要もなく、そのまま使える真空パックは、ぜひ常備したい一品。
坂出市・清水屋
八十場(やそば)のところてん(180g 144円)
八十場(やそば)のところてん(180g 144円)
四国霊場第七十九番札所である金華山天皇寺高照院近くの峠に、創業以来230年、ところてんひと筋に商ってきた清水屋(きよみずや)がある。江戸時代の昔から、地元の人や多くのお遍路さんに愛されてきた。清水屋は現在、7代目と8代目が営む。材料と製法に徹底的にこだわり、今も昔ながらの手作りを受け継いでいる。材料のテングサは、伊豆産や徳島産の春の一番草。それを水で煮て濾した一番絞りだけを固めて作る。手作りで仕上げた美しいところてんは、のど越しがよく、噛んだときのプリッとした歯ごたえがたまらない。品名の八十場というのは地名で、約1900年前、戦で力尽きた日本武尊と88人の兵士にこの地に湧く水を与えたところ、生き返ったという伝説が伝わっている。


鹿児島市・セイカ食品
南国白くま(200ml 315円)
南国白くま・パフェ(370ml 473円)
南国白くま(200ml 315円)
南国白くま・パフェ(370ml 473円)
鹿児島の夏の名物といえば“白くま”。かき氷の上に練乳をかけて、果物などをのせたもので、鹿児島では喫茶店で出されたり、スーパーなどでも売っている。“白くま”は、かき氷の代名詞としても使われるほど一般的な言葉だ。練乳そのものをかけると甘さが強すぎるので、各店は工夫してほどよい甘さに仕上げている。セイカ食品の南国白くまも、練乳がほどよい甘さで、そのうえあと味はさっぱり。練乳独特のベタベタした感じもない。氷の上に小豆やみかん、チェリー、パイン、黄桃などがのせられ、凍ったフルーツがシャリシャリとしていい味のアクセントになっている。370mlのパフェの方でも、ペロッと食べられてしまいそうだ。