風土47
今月の特集「やっぱり基本はこれ!ご飯を炊こうPart II」
ご飯を炊こうPart II 夏バテ解消、この一品 食欲の秋、この一品 心も身体もほっとになる逸品 主役にも名脇役にもなる…酒の肴
新しい年が始まり、希望に燃える1月。
今年一年を元気に過ごせるようにご飯をモリモリ食べましょう!
…ということで、今月は“ご飯を炊こうPart II”です。
やはり「あったかいご飯に合う というのが、私たち日本人がおかずを選ぶときの基本かもしれません。
このテーマで選ぶとおすすめの品がありすぎて困るのですが、今回は不景気な時代を反映して、“リーズナブルな値段でしかも手軽”という基準で選びました。気軽な値段なので、ぜひ試してみてください。
取材/撮影 中元千恵子(トラベルライター 日本旅のペンクラブ、日本旅行作家協会会員)
アンテナショップおすすめ「ご飯の友 Part II」
※ご紹介した商品は品切れしている場合があります。在庫を各アンテナショップにてお確かめください。
 また、商品の価格は掲載時のものですので、変動があることをご承知おきください。
登米市・(株)山形屋商店
仙台麩(あぶら麩)(小1本 135円~)
 県北部の登米地方を中心に、宮城で古くから食べられてきたあぶら麩は、小麦粉のたんぱく質(グルテン)を練り合わせ、油で揚げたもの。安価なのに味がよく、料理に使うとボリューム感も出るとあって、最近はご当地B級グルメとしてよく紹介されている。肉じゃがなどの煮物に使ったり、炒め物やみそ汁、鍋焼うどんに入れたりと使い方は幅広い。今回、玉ねぎと炒めて卵でとじて「あぶら麩丼」を作ってみた。何といってもコクがある。そして、油のうま味が溶け出て、全体の風味づけになっている。汁をたっぷり吸ったところと、周りの歯ごたえのある部分の2つの食感も楽しめる。この値段でこの存在感はうれしい。
仙台麩(あぶら麩)
鮭の味噌漬け
新潟市・(株)三條屋
鮭の味噌漬け(3切れ 609円)
「とにかく、よく売れています」と、女性店長さん。味噌漬けのほか、西京漬けと粕漬けもあるそうだが、3種類ともよく売れるという。確かに、取材に行った日もまだ午後3時だというのに、味噌漬けしか残っていなかった。3切れでこの値段はお得だが、人気の理由はもちろん価格だけではなかい。味噌の味がいい。甘くなく、塩辛すぎず。香りもいい。そして、焼いても身がしっとりとしている。サケはタラなどと違って身がパサつくことがあるが、よほど脂ののったサケなのだろう。ご飯がすすんだ。銘酒「越乃寒梅」の酒粕を使っているという粕漬けと、西京漬けもぜひ買ってみたいと思った。
甲州市・(株)信玄食品
カップDE混ぜごはん あわびめし(70g×2 380円)
 「これがけっこう売れてるんですよ」と、アドバイザーの山本さんにすすめられて買ってみた。とにかく簡単。温かいご飯を2杯、ボールに入れて、カップの中身を混ぜるだけ。あっという間にあわび飯ができる。思っていた以上においしかった。ダシの味もよく、ヒジキがよいアクセントになっている。そして、アワビもシコシコとした食感が楽しめる。山梨といえばアワビの煮貝が名物だが、ちょっと高くて手が出ないというときに試してみたい。ご飯が少ないと水気が多くて味が落ちるので、分量はきちんと守ろう。混ぜるとき冷めるので、レンジで軽く温めなおして、水分を蒸発させてもいい。
カップDE混ぜごはん あわびめし
ちりめん山椒
京都市・(有)こと路
ちりめん山椒(50g 630円)
 歯ごたえのあるちりめんと、ピリッとした山椒。とにかくご飯がすすみます。山椒の香り高さが際立っているのが特徴的だ。TVでも紹介されて話題になったこのちりめん山椒は、もともと京の呉服問屋の女将が親しい方へ配っていたものだとか。味が評判を呼んで、店を構えたという。じゃこは九州産の良品を選び、山椒は手作業で軸を取り除いて使う。さすが京都、という上品な味です。
浜田市・(株)シーライフ
のどぐろふりかけ(85g 525円)
 “脂の乗りが秀逸でトロにも匹敵する”と言われる「のどぐろ」は、本当の名は赤むつという。新潟から島根にかけての海に多く分布し、特に島根の隠岐や浜田に揚がるのどぐろは、栄養源が良いためかおいしいと言われている。同じショップでも干物が1匹1600円くらいで売られている高級魚だ。それを手軽に味わえる。地元の浜田水産高校の発案で、のどぐろの煮つけの風味をそのまま活かしてふりかけにした。確かにおいしい。正直に言って、のどぐろの煮つけを食べたことがないので、これがのどぐろの煮つけ風味なのかは分からないが、ふりかけとして非常においしい。やさしい味で、ほかのおかずの味をも引き立ててくれる。
のどぐろふりかけ
黒豚みそ
姶良町・鹿児島ますや
黒豚みそ(120g 600円)
「鹿児島の家庭では豚みそはよく作ります。それぞれの家の味があるんでしょうね」と、担当の松岡さん。豚肉を炒めて好みの味噌で味つけし、アツアツのご飯にのせて食べる……食がすすみそうだ。炒め物に使ってもおいしいという。豚肉の代わりにカツオを使うカツオみそもあるとか。豚の脂のうま味がみそと溶け合って、おいしい。作りたてがおいしいのか、しばらくねかせたほうがいい味になるのか、ぜひ自宅で作って試してみたいと思った。