

◎より以前のバックナンバー | 2009年1月「ご飯を炊こう」 | 2009年2月「鍋の名脇役たち」 | 2009年3月「春・行楽のお供」 | 2009年4月「お弁当の友」 | 2009年5月「ハイキングのお供」 | 2009年6月「爽やか快適な一品」 | 2009年7月「暑さを乗り切る一品」 | 2009年8月「夏のスタミナ、この一品」 | 2009年9月「夏バテ解消、この一品」 | 2009年10月「食欲の秋、この一品」 | 2009年11月「心も身体もほっとになる逸品」
ハイキングやドライブなど、どこかに出かけたくなる季節です。
今月は、家族連れのアウトドアにもお父さんたちのゴルフ旅行にもおすすめの、行楽のお供のご紹介です。
小学生の子どもと手作り弁当を持って出かける若いご夫婦、仕事を忘れてローカル線でビール片手に車窓を見ながらくつろぐサラリーマン、OLさんたちの温泉旅行……と、さまざまな行楽を思い描いて、シーン別に選んでみました。
楽しい旅のお供に選ばれるといいですが……。
今月は、家族連れのアウトドアにもお父さんたちのゴルフ旅行にもおすすめの、行楽のお供のご紹介です。
小学生の子どもと手作り弁当を持って出かける若いご夫婦、仕事を忘れてローカル線でビール片手に車窓を見ながらくつろぐサラリーマン、OLさんたちの温泉旅行……と、さまざまな行楽を思い描いて、シーン別に選んでみました。
楽しい旅のお供に選ばれるといいですが……。
取材/撮影 中元千恵子(トラベルライター 日本旅のペンクラブ、日本旅行作家協会会員)

※ご紹介した商品は品切れしている場合があります。在庫を各アンテナショップにてお確かめください。
また、商品の価格は掲載時のものですので、変動があることをご承知おきください。
また、商品の価格は掲載時のものですので、変動があることをご承知おきください。
一関市・菜花堂
揚げ餅(醤油味・味噌味)(各1本 126円)
揚げ餅(醤油味・味噌味)(各1本 126円)
岩手県の一関や平泉では、よく餅を食べる風習があるという。江戸時代、伊達藩の命により、農家が1と15の付く日に餅を供え、平安息災を願う休息日にした名残だとか。伝統は今も受け継がれ、お正月や節句はもちろん、農作業の区切りや季節の変わり目、冠婚葬祭にも餅を食べるという。食べ方もあんこ、ゴマ、クルミ、ずんだ……と約300種あるそうだ。
その本場(!?)で作られた揚げ餅は、期待を裏切らない味。甘みその甘さも、醤油の加減もちょうどよい。揚げてあるので食べ応えがあり、行楽時のおやつにぴったり。2個食べたら帰路につくまで元気に過ごせそう。
その本場(!?)で作られた揚げ餅は、期待を裏切らない味。甘みその甘さも、醤油の加減もちょうどよい。揚げてあるので食べ応えがあり、行楽時のおやつにぴったり。2個食べたら帰路につくまで元気に過ごせそう。


小笠原村・TOMATON
贅沢島レモン(10個 330円)
贅沢島レモン(10個 330円)
「これ、おいしそうだなあ」と手に取ったら、棚にこんな説明書きが……。“日本一早い日の出を迎える南の島、小笠原諸島の太陽と自然の恵みをたっぷり受けたパッションフルーツやグアバ。爽やかな酸味が特徴の青レモンなど、芳香が強く甘みと酸味が適度に調和したこれらの果実は、高級フルーツとして人気があり、お土産としても大変有名です。” どうです? 思わず買いたくなりますね。店長さんが描いた説明書きだ。
東京愛らんどの店長さんは勉強熱心。「僕が店の商品の一番のファン。どの商品についても2時間くらいは説明できると思います」。前向きで礼儀正しくて、おまけに若くて爽やかでかっこいい。ぜひ会いに行ってみよう。
そうそう、肝心の商品は酸味も甘みもまろやかでおいしい。男性ファンも多いという。
東京愛らんどの店長さんは勉強熱心。「僕が店の商品の一番のファン。どの商品についても2時間くらいは説明できると思います」。前向きで礼儀正しくて、おまけに若くて爽やかでかっこいい。ぜひ会いに行ってみよう。
そうそう、肝心の商品は酸味も甘みもまろやかでおいしい。男性ファンも多いという。
彦根市・千成亭
干肉(25g 420円)
干肉(25g 420円)
彦根藩に伝わる伝統の製法で作られたという干し肉だ。噛むと、赤身の味わいが口に広がる。ビールを飲みながら、歴史好きの男性陣に楽しんでほしい行楽のお供だ。
まだ肉を食べなかった時代、滋賀県の彦根では滋養強壮の薬として牛肉を食べる風習があったという。江戸時代も“湖国の彦根牛”は名高く、彦根藩では将軍家や御三家への献上品に用いていた。大石内蔵助が堀部安兵衛に送った記録もあるという。保存に便利な味噌漬けや干し肉の作り方を記した古文書も残っている。
干し肉は、塩加減をできるだけ少なくするために寒い“寒(かん)”の時期に作られた。肉を割いて筋を取り、清水に浸けて臭みを抜く。そして、蒸してから糸につないで陰干しにする。先人の知恵が生んだ伝統の品だ。
まだ肉を食べなかった時代、滋賀県の彦根では滋養強壮の薬として牛肉を食べる風習があったという。江戸時代も“湖国の彦根牛”は名高く、彦根藩では将軍家や御三家への献上品に用いていた。大石内蔵助が堀部安兵衛に送った記録もあるという。保存に便利な味噌漬けや干し肉の作り方を記した古文書も残っている。
干し肉は、塩加減をできるだけ少なくするために寒い“寒(かん)”の時期に作られた。肉を割いて筋を取り、清水に浸けて臭みを抜く。そして、蒸してから糸につないで陰干しにする。先人の知恵が生んだ伝統の品だ。


海田町・植田食品
コリコリホルモンせんじ揚げ(80g 420円)
コリコリホルモンせんじ揚げ(80g 420円)
広島市・大黒屋食品
スパイシーせんじ肉(52g 298円)
スパイシーせんじ肉(52g 298円)
広島ゆめてらす/広島県
豚の胃袋などのホルモンを揚げて、塩コショウなどで味付けしたもの。カープファンが広島球場で野球を見るとき、ビールのつまみに欠かせない品だという。
この商品の始まりは、戦時中。馬や豚の内臓を煎じて油を取った後、残りをいかにおいしく食べるかと思案したうえに生まれたものだ。
もっとカリカリしているのかと思ったら、思ったより軟らかい。正直に言っておいしいというわけでもないけれど、何となくあとをひく。そして確かにビールが飲みたくなる。噛みごたえがあるので、1個口に入れたら長く楽しめるから、ビール片手の野球観戦には合うかもしれない。神宮球場で野球がある時など、ごっそり売れるという。
この商品の始まりは、戦時中。馬や豚の内臓を煎じて油を取った後、残りをいかにおいしく食べるかと思案したうえに生まれたものだ。
もっとカリカリしているのかと思ったら、思ったより軟らかい。正直に言っておいしいというわけでもないけれど、何となくあとをひく。そして確かにビールが飲みたくなる。噛みごたえがあるので、1個口に入れたら長く楽しめるから、ビール片手の野球観戦には合うかもしれない。神宮球場で野球がある時など、ごっそり売れるという。
小豆島・谷元商会
オリーブサイダー(1本 200円)
オリーブサイダー(1本 200円)
オリーブの生産量は、香川県が全国の95%を占める。中でも多いのが、瀬戸内海に浮かぶ小豆島だ。その小豆島で、オリーブ植栽100周年を記念して作られた商品。オリーブの実からオイルを取ったあと、残りの果汁を使って何か作れないだろうか、と考案された。この果汁には、美白効果などが期待できるヒドロキシチロソールという物質が多く入っているという。
味が想像できなかったが、やさしい甘味と炭酸がほどよくマッチしておいしい。青リンゴの風味に似ているような……。ほんのり緑色のボトルとレトロなラベルも美しい。女性の行楽のお供に、ぜひ。
味が想像できなかったが、やさしい甘味と炭酸がほどよくマッチしておいしい。青リンゴの風味に似ているような……。ほんのり緑色のボトルとレトロなラベルも美しい。女性の行楽のお供に、ぜひ。


読谷村・沖縄ハム総合食品
ポルトギュー(1本 220円~)
ポルトギュー(1本 220円~)
先月から銀座わしたショップの取材が加わったが、品揃えの豊富さに改めて驚いた。さすがアンテナショップ売上ナンバー1。まさに銀座のこの一角だけ、沖縄がやって来たようだ。ここに行けば、沖縄の食品や雑貨の何割かがそろうのではないだろうか。
ポルトギューは、地元でも人気のソーセージ。バーベキューや行楽弁当のおかずにぴったりだ。炒めて食べてみたが、塩味も辛さもマイルド。脂分がちょっと多めなので、野菜と炒めるときは油は引かなくていいかもしれない。その分、手早く作れる。1本でもボリュームがあるが、味が濃くないのでたくさん食べられる。ビールにも合いそう。
ポルトギューは、地元でも人気のソーセージ。バーベキューや行楽弁当のおかずにぴったりだ。炒めて食べてみたが、塩味も辛さもマイルド。脂分がちょっと多めなので、野菜と炒めるときは油は引かなくていいかもしれない。その分、手早く作れる。1本でもボリュームがあるが、味が濃くないのでたくさん食べられる。ビールにも合いそう。