風土47
今月の特集「夏や仕事の疲れが出やすい季節 体力回復に この一品」
ふるさとを感じるこの一品 夏に乾杯!ビールの友 暑い夏こそ食べたいこの一品 美容と健康に!毎日食べたいこの一品
今年の夏は暑かったですね。
暑いときは夏バテしないようにと気を付けますが、涼しくなると途端に安心して身体のケアがおろそかになりがち。
でも、まだまだ身体には夏のダメ―ジが残っています。栄養を補って体力を回復させましょう。
ボリュームたっぷりの徳島ラーメンや、大分県のゴマ製品、福島県の阿武隈山系で捕れる貝のエキスなど、各県自慢の商品が揃いました。あなたを元気にしてくれる一品が探せます。
取材/撮影 中元千恵子(トラベルライター 日本旅のペンクラブ、日本旅行作家協会会員)
※ご紹介した商品は品切れしている場合があります。在庫を各アンテナショップにてお確かめください。
 また、商品の価格は掲載時のものですので、変動があることをご承知おきください。
郡山市・(株)カンニャボ
栄養補助食品カンニャボゴールド(100粒 4515円)
 全国にはまだまだ知られていない逸品があるものだ、と痛感したのがこの商品。おそらく首都圏ではあまり知られていないと思うが、福島県では、疲労回復、特に肝臓に良い商品として昔から有名だと言う。
 カンニャボは、体長1㎝ほどの陸上に生息するツメキセル貝のこと。方言で「ねじり曲がったもの」という意味だそうだ。福島県の阿武隈山系はかつて養蚕が盛んで桑畑が広がっていたが、カンニャボはその桑の木の下に棲んでいる。古くから煎じて飲むと疲労回復にいいと伝えられ、農家の方々は今でも民間療法としてよく飲んでいるそうだ。
 肝臓の働きを助けるグリコーゲンや、解毒作用のあるタウリンが多く含まれるので、疲労回復に効果があると考えられている。この商品は錠剤なので飲みやすい。
カンニャボゴールド
秋ウコン粒
八丈島・八丈島花月堂販売
秋ウコン粒(80g 1000円)
 疲労回復といえばウコンも有名だ。ショウガ科の植物で、肝細胞の活性化などに効能が高いと言われる。高価なものが多いが、東京愛らんどのこの商品は買いやすい値段がうれしい。「品質もいいですよ」と店長さん。
 勉強熱心な店長によれば、「ウコンは細かく分類すると約50種ありますが、大きく分けると秋ウコン、春ウコン、紫ウコンの3つに分けられます。日本薬局方(国内医薬品の基準公定書)では秋ウコンのみが生薬として認定されていて、八丈島ではこの秋ウコンが主に栽培されています。認定されていない春ウコンも薬効は大きく変わるものではありませんが、秋ウコンは苦みや渋みがかなり少なく、独特の香りがあるのが特徴です。ウコンの栄養を余すところなく吸収するには、粉末や錠剤がおすすめです」と、よどみない。相変わらずの商品知識の深さに脱帽。二日酔い防止にも効能があるそうなので、ぜひお試しを。
高島市・淡海酢
アドベリービネガー(100ml 160円)
 今、飲む酢がブームになっている。今年の夏は冷蔵庫に常備した方も多いのではないだろうか。確かに、飲むと疲れがとれるような気がする。
 「ゆめぷらざ滋賀」にも、梅やフルーツ味の飲む酢が置いてある。これらは、滋賀県に残る唯一の酢醸造所「淡海酢(おうみす)有限会社」の商品。この会社では、江戸時代の製法を再現し、酒を原料に静地発酵で天然醸造酢を製造販売しているという。
 アドベリーは、ニュージーランド産のボイズンベリーを県内で栽培し、特産品とするために命名された果実。抗酸化力が強いアントシアニンが多く含まれ、さらにその分子構造が小さいので、身体への吸収が良いそうだ。
 酢が効いて、いかにも効きそう。ベリー系の酸味と甘みが加わって飲みやすい。
アドベリービネガー
徳島ラーメン
徳島市・阿部食品
徳島ラーメン(2食入り 851円)
 ご当地ラーメンの中でも人気の高い徳島ラーメン。濃いめの豚骨醤油スープに中細麺、トッピングには甘辛く煮た豚バラ肉、メンマ、ネギ、モヤシ、生卵などが使われるのが一般的だ。地元では、ライスを一緒に注文して「ご飯のおかず」として食べる人がほとんど。そのため、スープにも豚バラ肉にも濃いめの味がしっかりと付いていて、麺の量は少なめになっている。
 数年前に徳島ラーメンの取材で市内の有名店を食べ歩いたことがある。味は濃いのだが、不思議とどの店も最後まで食べてしまうクセになる味わい。ラーメンに豚のすき焼きをのせた感じだ。
 この商品は、たった2分、麺を茹でるだけ。豚肉もメンマもネギも付いている。ご飯がすすむので、体力回復に役立ちそう。
佐伯市・ヤマジン
ごまだしプレミアム(200g 850円)
 「ごまだし」は、大分県南東部の佐伯(さいき)市に伝わる伝統食だという。佐伯市は、豊後水道に面してリアス式の海岸が続き、古くからよい漁場として知られている。江戸時代には「佐伯の殿様、浦でもつ」と言われたそうだ。
 その佐伯で捕れた鮮度の高い魚(エソ)を、こんがり焼いて身をほぐし、ゴマと醤油などを加えてすりつぶしたもの。地元ではよく、茹でたうどんとごまだしを器に入れ、お湯を注いだ「ごまだしうどん」として食べるそうだ。
 おいしい! ごまみそ好きとしてはぜひ常備したい一品。魚のダシが良く効いているので、幅広い料理に活用できそうだ。温かいご飯にそのままのせてもおいしかった。
ごまだしプレミアム
むちむちソルト
うるま市・海邦商事
むちむちソルト(40g 126円)
 「この夏、すごく売れたんですよ」とショップの方。沖縄名産の黒糖に「石垣の塩」を練り込んである。「石垣の塩」は、日本最南端・八重山諸島の石垣島で作られる無添加の海塩。サンゴ礁の海からくみ上げた海水を、昼夜3日間かけてじっくり煮詰める。天然海水100%、ミネラルたっぷりの塩だ。
 黒糖のまろやかな甘みに塩味が効いて、とてもおいしい。素材がいいせいか後味もすっきりしている。値段が手ごろで、小さくて携帯に便利。「もうひと頑張りしなくちゃ」というとき、口にポイッと入れたら元気が湧いてくる、体力回復に即効性のある一品だ。ちなみに“むちむち”は沖縄の方言で「もちもちしてやわらかい」というような意味だという。