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今月は“知られざる人気商品”第5弾。これでほとんどのショップをひとめぐりです。
貴方の思い出の味は登場しましたか?
今月も「○○県の人なら誰でも知ってる」という商品がそろいました。…と言っても私たちは初めて聞くものが多くて、本当に現地で有名なのかはショップの方の証言を信じるしかありません。
今度、旅に行ってぜひ現地で確認したいと思っています。そんな旅の楽しみの一つにもなりますね。
貴方の思い出の味は登場しましたか?
今月も「○○県の人なら誰でも知ってる」という商品がそろいました。…と言っても私たちは初めて聞くものが多くて、本当に現地で有名なのかはショップの方の証言を信じるしかありません。
今度、旅に行ってぜひ現地で確認したいと思っています。そんな旅の楽しみの一つにもなりますね。
取材/撮影 中元千恵子(トラベルライター 日本旅のペンクラブ、日本旅行作家協会会員)

※ご紹介した商品は品切れしている場合があります。在庫を各アンテナショップにてお確かめください。
また、商品の価格は掲載時のものですので、変動があることをご承知おきください。
また、商品の価格は掲載時のものですので、変動があることをご承知おきください。
盛岡市・(社福)岩手県手をつなぐ育成会あすなろ園
ニックナック(6個入り 315円~)
ニックナック(6個入り 315円~)
ニックナックは、終戦後から2005年まで、盛岡市にある盛岡ドミニカン修道院で製造されていた。生産者の高齢化などによって製造を中止していたが、今年5月にあすなろ園の手によって復活したのだという。
「『わぁ、懐かしい!』と手に取られるお客様が多いです」といわて銀河プラザの広報Oさん。盛岡市内のみならず、県内全域で親しまれてきた味だという。
小麦粉、砂糖、卵、バターなどを使った焼き菓子で、硬すぎず、軟らかすぎず、ほどよい甘さ。バターを使っているが油っぽくもなくて、つい2枚、3枚と手が伸びる。子どもから大人まで愛されるというのも納得。
「『わぁ、懐かしい!』と手に取られるお客様が多いです」といわて銀河プラザの広報Oさん。盛岡市内のみならず、県内全域で親しまれてきた味だという。
小麦粉、砂糖、卵、バターなどを使った焼き菓子で、硬すぎず、軟らかすぎず、ほどよい甘さ。バターを使っているが油っぽくもなくて、つい2枚、3枚と手が伸びる。子どもから大人まで愛されるというのも納得。


高畠町・日本製乳(株)
おしどりミルクケーキ(10本 210円)
おしどりミルクケーキ(10本 210円)
「昔っから変わらない。パッケージもずっと黄色と赤だよね」と店長さん。いつもビシッと仕事に厳しそうな店長さんだが、これを手に取った時は心なしか口元がほころび、やさしい表情に。子どものころを懐かしむ感じが言葉にも滲みでる。食べ物って偉大ですよね。一瞬にして時間を巻き戻し、心を温かくしてくれる。
この商品は、生乳を使用して牛乳の成分を損なわないよう固形化したもの。飴でもない、クッキーでもない、他には見られないユニークな食感だ。ラ・フランスやサクランボなど8種類ある。
この商品は、生乳を使用して牛乳の成分を損なわないよう固形化したもの。飴でもない、クッキーでもない、他には見られないユニークな食感だ。ラ・フランスやサクランボなど8種類ある。
川俣町・増田屋
三五八漬の素(550g 393円)
三五八漬の素(550g 393円)
三五八は「さごはち」といって、福島や山形で古くから作られる甘酒に塩を加えた漬け床のことだという。発祥は福島県会津地方のようだ。
名前の由来は、塩三、こうじ五、蒸し米八の割合で混ぜ合わせて作ることから。こうじの自然の甘さとやさしい香りが特徴で、キュウリ、ナス、カブ、ダイコンなどの野菜のほか、魚や肉なども漬けられる。
本来は1週間ほどかけて作る漬け床が、簡単にできるのがこの商品。福島の人に広く愛されているという。
福島は海沿いから内陸の会津まで県域が広く、食材が豊か。食文化も独特で奥が深い。
余談ですが…例年10月中旬は裏磐梯の紅葉が見ごろです。ぜひ旅してみてください。私も上旬に取材に行きます。
名前の由来は、塩三、こうじ五、蒸し米八の割合で混ぜ合わせて作ることから。こうじの自然の甘さとやさしい香りが特徴で、キュウリ、ナス、カブ、ダイコンなどの野菜のほか、魚や肉なども漬けられる。
本来は1週間ほどかけて作る漬け床が、簡単にできるのがこの商品。福島の人に広く愛されているという。
福島は海沿いから内陸の会津まで県域が広く、食材が豊か。食文化も独特で奥が深い。
余談ですが…例年10月中旬は裏磐梯の紅葉が見ごろです。ぜひ旅してみてください。私も上旬に取材に行きます。


京沼田市・フリアン
みそパン(1個 141円)
みそパン(1個 141円)
群馬の名物といえば、焼きまんじゅう。ふわふわの饅頭に甘いみそだれを付けて食べる。
その焼きまんじゅうと同じ濃厚なみそだれをパンに塗ったのが「みそパン」だ。ぐんまちゃん家では毎日、限定15個を販売している。
現在は何店舗かのパン屋で製造されているが、元祖は沼田市のパン屋「フリアン」。石窯で焼いた特製のソフトフランスパンに甘みそがたっぷり。和洋折衷だが、これがよく合う。電子レンジで温めると、出来立てのふっくら感がよみがえる。みそバター味も販売していて、こちらはバターの塩味とコクが加わってさらに食べ応えがある。
その焼きまんじゅうと同じ濃厚なみそだれをパンに塗ったのが「みそパン」だ。ぐんまちゃん家では毎日、限定15個を販売している。
現在は何店舗かのパン屋で製造されているが、元祖は沼田市のパン屋「フリアン」。石窯で焼いた特製のソフトフランスパンに甘みそがたっぷり。和洋折衷だが、これがよく合う。電子レンジで温めると、出来立てのふっくら感がよみがえる。みそバター味も販売していて、こちらはバターの塩味とコクが加わってさらに食べ応えがある。
佐渡市・早助屋
いごねり(250g 478円)
いごねり(250g 478円)
いごねりは、佐渡ヶ島に古くから伝わる食品で、新潟県内全域でも食べられているという。
海藻であるいご草(エゴノリ)を乾燥させて煮溶かし、よく練って冷やして固める。原材料は「いご草」だけ。材料も作り方も昔から変わらない健康食品だ。
今回初めて知ったので、切り方も分からず、厚めに切って付属の酢みそをつけて食べた。ツルッとした食感は刺し身コンニャクのよう。でもそれより歯ごたえがあって、かすかに海苔のような味。いかにも体によさそうだ。
新潟県のほか、長野県や京都、福岡県などにも同類の食品があるという。
海藻であるいご草(エゴノリ)を乾燥させて煮溶かし、よく練って冷やして固める。原材料は「いご草」だけ。材料も作り方も昔から変わらない健康食品だ。
今回初めて知ったので、切り方も分からず、厚めに切って付属の酢みそをつけて食べた。ツルッとした食感は刺し身コンニャクのよう。でもそれより歯ごたえがあって、かすかに海苔のような味。いかにも体によさそうだ。
新潟県のほか、長野県や京都、福岡県などにも同類の食品があるという。


由布市・(有)由布製麺
鮑腸汁(だんごじる)(185g 350円)
やせうま(125g 350円)
鮑腸汁(だんごじる)(185g 350円)
やせうま(125g 350円)
大分出身の人と話すと必ず話題に上るだんご汁。“団子”汁かと思っていたら、もともとは鮑腸汁と書くらしい。由来は、豊後国の大名であった大友宗麟の好物が鮑(あわび)の腸であったことから。合戦で宗麟が山間に赴いた際、鮑の腸が食べたいと言われて困った家臣が、小麦粉を練ってうどん状に細くひねり伸ばし、鮑の腸に似せてみそ汁に入れたところたいそう喜んだのだという。
みそ仕立ての汁に季節の野菜を入れ、大分のほとんどの家庭で今も作られるという。
この商品の麺はモチモチして本当においしい。やせうまも大分で古くから食べられている名物で、麺は同じだが、きなこをかけて食べる。詳しくはバックナンバーで「2010年6月“ふるさとを感じるこの一品”」をご覧ください。
みそ仕立ての汁に季節の野菜を入れ、大分のほとんどの家庭で今も作られるという。
この商品の麺はモチモチして本当においしい。やせうまも大分で古くから食べられている名物で、麺は同じだが、きなこをかけて食べる。詳しくはバックナンバーで「2010年6月“ふるさとを感じるこの一品”」をご覧ください。