

今回はジャンルなしで、各ショップのおすすめをご紹介します。
毎月、取材でショップを回ると、店員さんがふと足を止めて、「これ、おいしいんですよね」とつぶやくことがあります。その時の取材のテーマにはあっていないけれど、この商品がおいしいことを伝えたい…そんなつぶやきです。
というわけで、今まで紹介する機会がなかったけれど、「ぜひ、食べてみて」という商品の登場です。どれがおいしそうですか?
毎月、取材でショップを回ると、店員さんがふと足を止めて、「これ、おいしいんですよね」とつぶやくことがあります。その時の取材のテーマにはあっていないけれど、この商品がおいしいことを伝えたい…そんなつぶやきです。
というわけで、今まで紹介する機会がなかったけれど、「ぜひ、食べてみて」という商品の登場です。どれがおいしそうですか?
取材/撮影 中元千恵子(トラベルライター 日本旅のペンクラブ、日本旅行作家協会会員)

※ご紹介した商品は品切れしている場合があります。在庫を各アンテナショップにてお確かめください。
また、商品の価格は掲載時のものですので、変動があることをご承知おきください。
また、商品の価格は掲載時のものですので、変動があることをご承知おきください。
仙台市・㈱鐘崎
いぶり笹 わさびチーズ入り(1枚 170円)
いぶり笹 わさびチーズ入り(1枚 170円)
宮城県のショップには、名産の笹かまぼこがずらりと並んでいる。このサイトでもいくつかご紹介したが、今回、店長さんが選んだのがこれ。笹かまぼこの中にわさび味チーズを入れ、桜のチップでスモークしてある。
袋を開けると燻製の香ばしい香りがふっと漂う。弾力のあるかまぼとチーズの相性は抜群で、わさびの辛みがちょうどよい味のアクセントに。ビールもいいけど、冷酒にぴったりの和風テイストな大人の味だ。
数ある笹かまぼこメーカーの中で、鐘崎の特徴は、“ぷっくら”と表現される食感だ。ぷりっと弾力があって、ふっくらと軟らかい。魚本来の味わいを大切にするため、でんぷんや保存料は不使用。「卵アレルギーの子どもが食べられるようにして」というニーズに応え、多くのメーカーで歯ごたえを出すために使っている卵白も使用していない。ぷっくらな食感は「超じっくり焼き上げ製法」で実現するのだという。
袋を開けると燻製の香ばしい香りがふっと漂う。弾力のあるかまぼとチーズの相性は抜群で、わさびの辛みがちょうどよい味のアクセントに。ビールもいいけど、冷酒にぴったりの和風テイストな大人の味だ。
数ある笹かまぼこメーカーの中で、鐘崎の特徴は、“ぷっくら”と表現される食感だ。ぷりっと弾力があって、ふっくらと軟らかい。魚本来の味わいを大切にするため、でんぷんや保存料は不使用。「卵アレルギーの子どもが食べられるようにして」というニーズに応え、多くのメーカーで歯ごたえを出すために使っている卵白も使用していない。ぷっくらな食感は「超じっくり焼き上げ製法」で実現するのだという。


大島町・ワンパック
明日葉ドーナツ(1個 160円)
明日葉ドーナツ(1個 160円)
伊豆大島名産の明日葉を使ったドーナツ。明日葉はビタミンやミネラルが豊富な緑黄色野菜で、健康に良いといわれる。ヘルシーなイメージもあってか、大島にあるドーナツ&アイスクリームの店「ワンパック」から冷凍で届けられるこの商品は、ショップでも人気が高いという。
この日、店にあったのは、プレーン、シュガー、パウダー、シナモン、スイートチョコレートの5種類。買って家に着くころには食べごろになっていた。プレーンを割ると、美しい緑色で、見た目にもヘルシー。生地がしっとりとして、甘さ控えめ。脂っぽさもなくて、食べやすい。このドーナツらしからぬ食感が人気の秘密なのだという。20分ぐらいで解凍でき、そのまま冷蔵保存も可能。冷たいままでもおいしいので、これからの季節のおやつにもぴったりだ。
この日、店にあったのは、プレーン、シュガー、パウダー、シナモン、スイートチョコレートの5種類。買って家に着くころには食べごろになっていた。プレーンを割ると、美しい緑色で、見た目にもヘルシー。生地がしっとりとして、甘さ控えめ。脂っぽさもなくて、食べやすい。このドーナツらしからぬ食感が人気の秘密なのだという。20分ぐらいで解凍でき、そのまま冷蔵保存も可能。冷たいままでもおいしいので、これからの季節のおやつにもぴったりだ。
金沢市・㈱柴舟小出
松樹(8本 473円~)
松樹(8本 473円~)
金沢の伝統和菓子として有名な「柴舟」を生産する柴舟小出が発売した新商品。副店長の鈴木さんが迷わずすすめてくれた。
オレンジがかった明るい茶色の袋には、毛筆字で控えめに「松樹」の文字。パッケージからして格調高く、「さすが金沢」と思わせる。
袋を開けると桂皮の香ばしい匂い。桂皮はシナモンのことで、生薬や香辛料として古くから使われてきた。その香りを楽しみながら、シガーロール風の煎餅を食べすすむと、抑えた甘みが口に広がる。食感は、サクサクとパリッの中間の硬さ。食べた後に、舌と鼻の奥に品のよい甘さと香りが残像のように残る。格調高く、風雅な味。食べた後も「さすが金沢」と思わせる。名前は、松の樹が常に葉の緑が濃くて縁起が良いとされることから付けたという。
オレンジがかった明るい茶色の袋には、毛筆字で控えめに「松樹」の文字。パッケージからして格調高く、「さすが金沢」と思わせる。
袋を開けると桂皮の香ばしい匂い。桂皮はシナモンのことで、生薬や香辛料として古くから使われてきた。その香りを楽しみながら、シガーロール風の煎餅を食べすすむと、抑えた甘みが口に広がる。食感は、サクサクとパリッの中間の硬さ。食べた後に、舌と鼻の奥に品のよい甘さと香りが残像のように残る。格調高く、風雅な味。食べた後も「さすが金沢」と思わせる。名前は、松の樹が常に葉の緑が濃くて縁起が良いとされることから付けたという。


斑鳩町・奈良祥楽㈱上嶋
らほつ饅頭(3個 330円)
らほつ饅頭(3個 330円)
女性スタッフが、葛きりとどちらにしようか迷いに迷ってすすめてくれたのがこれ。ここ数年でブレイクしたかりんとう饅頭の一種だ。
「らほつは、大仏さまの頭の巻き毛の玉のことで、知恵がいっぱいつまっているといわれます。この奈良らしいネーミングも受けて人気ですよ。味もいいですし」とのこと。
ほかのショップのかりんとう饅頭もかなり食べているから、ちょっとおいしいくらいでは驚かないかも…と思って食べたら、断然おいしかった。沖縄の黒糖、ミネラルを含んだ米油、北海道十勝産の小豆を使って作られる饅頭は、黒くツヤツヤで、見た目からして食欲をそそる。これをオーブントースターで焦げるくらい加熱して、しばらく冷ましてから食べると…カリカリッとしたまさに揚げたての食感。なめらかなこし餡の量もちょうどよくて、大満足のデザートだった。
「らほつは、大仏さまの頭の巻き毛の玉のことで、知恵がいっぱいつまっているといわれます。この奈良らしいネーミングも受けて人気ですよ。味もいいですし」とのこと。
ほかのショップのかりんとう饅頭もかなり食べているから、ちょっとおいしいくらいでは驚かないかも…と思って食べたら、断然おいしかった。沖縄の黒糖、ミネラルを含んだ米油、北海道十勝産の小豆を使って作られる饅頭は、黒くツヤツヤで、見た目からして食欲をそそる。これをオーブントースターで焦げるくらい加熱して、しばらく冷ましてから食べると…カリカリッとしたまさに揚げたての食感。なめらかなこし餡の量もちょうどよくて、大満足のデザートだった。
柳井市・しあわせギフト工房まつもと
柳井じねんじょカレー(200g 525円)
柳井じねんじょカレー(200g 525円)
白壁の町並みで有名な柳井で誕生した自然薯(じねんじょ)入りのご当地カレー。柳井ブランド認証の自然薯と甘露醤油が使われている。滋養に優れ、山芋の王者といわれる自然薯は、深山にのみ自生する貴重品だが、柳井で栽培方法が確立した。また、柳井発祥の甘露醤油は、200年続く伝統の二度仕込みで作られる。江戸時代、藩主の吉川公が「甘露、甘露」と絶賛して、この名が付いたという味わい深い醤油だ。
隠し味に使った甘露醤油が効いて、ルーは和風テイストのコクのある味わい。具は小さめに切ってあるが、コンニャクのプルッとした食感がアクセントになっていておもしろい。自然薯入りのせいか、ルーの粘度が強くて、ご飯にのせやすくて食べやすいのもいい。
隠し味に使った甘露醤油が効いて、ルーは和風テイストのコクのある味わい。具は小さめに切ってあるが、コンニャクのプルッとした食感がアクセントになっていておもしろい。自然薯入りのせいか、ルーの粘度が強くて、ご飯にのせやすくて食べやすいのもいい。


枕崎市・かつ市
かつおせんべい(6枚 250円~)
かつおせんべい(6枚 250円~)
「やっと店に置けるようになった人気商品です。以前から、問い合わせや、ぜひ販売してほしいという要望が数多く寄せられていました」と、スタッフの方。
「へぇ、そんなに人気があるのかぁ。見た目は普通のお煎餅だけど…」と半信半疑でひと口。その瞬間、一緒に試食していた当サイトの責任者H社長と「うん!」と、納得の雄叫びを上げてしまった。おいしい。上品な鰹の風味ももちろんだが、なんと言ってもパリッとした食感がいい。これは飽きがこなくて、長く愛される味だ。
生産地は日本一の鰹節の生産地である鹿児島県枕崎市。一年、長期熟成させた特別な鰹節「本枯れ節」を生地に練り込んで作っている。本枯れ節は、麹菌類の発酵を利用した発酵食品で、菌が脂肪やたんぱく質を分解することでうま味成分が増し、独特の芳香を醸す。日本人が大好きな鰹味。しかも上質。おつまみにもおやつにもぴったりだ。
「へぇ、そんなに人気があるのかぁ。見た目は普通のお煎餅だけど…」と半信半疑でひと口。その瞬間、一緒に試食していた当サイトの責任者H社長と「うん!」と、納得の雄叫びを上げてしまった。おいしい。上品な鰹の風味ももちろんだが、なんと言ってもパリッとした食感がいい。これは飽きがこなくて、長く愛される味だ。
生産地は日本一の鰹節の生産地である鹿児島県枕崎市。一年、長期熟成させた特別な鰹節「本枯れ節」を生地に練り込んで作っている。本枯れ節は、麹菌類の発酵を利用した発酵食品で、菌が脂肪やたんぱく質を分解することでうま味成分が増し、独特の芳香を醸す。日本人が大好きな鰹味。しかも上質。おつまみにもおやつにもぴったりだ。