風土47
 「ありがとう」を伝えてますか?母の日、父の日・・・・感謝をこめて
5月第2日曜日は「母の日」、6月第3日曜日は「父の日」です。
改めて父母への感謝を表す日。
日ごろはなかなか言えない「ありがとう」を込めて、ちょっとしたプレゼントを送ってはいかがでしょう。
ということで、今月は母の日、父の日にぴったりのプチギフトを集めました。
カーネーションやバラの花(父の日はバラを贈るのだそうです)を添えて。
きっと喜ばれますよ。

取材/撮影 中元千恵子(トラベルライター 日本旅のペンクラブ、日本旅行作家協会会員)
各ショップお勧め「父母へのプチギフト」
※ご紹介した商品は品切れしている場合があります。在庫を各アンテナショップにてお確かめください。
 また、商品の価格は掲載時のものですので、変動があることをご承知おきください。
<米沢市・㈱米澤紀伊國屋>
米沢牛入りハンバーグ
(170g 525円)
 子どものころ、母の日に「お手伝い券」をプレゼントしたり、掃除などの家事を代わって行った方も多いだろう。母の日だけは、食事の支度からお母さんを解放してあげたい、そんな時におすすめなのがこの冷凍の米沢牛入りハンバーグだ。
 おいしいものが揃う「おいしい山形プラザ」でも人気の品。「簡単でおいしい。まとめ買いするお客さんも多い」と店長さん。米沢牛を使用して赤ワインで味付けした本格ハンバーグなので、「今日は休んでて」と言ってササッとおいしい夕食を作ってあげよう。
 袋にソースも付いていて、そのまま熱湯に入れて15分間茹でるだけ。食べた感想はまず「やわらかい!甘い!」。米沢牛と豚肉を混ぜてあるので、生地がしっとりして甘みがある。ワインなのかソースも酸味が効いておいしい。チーズ、きのこの3種類がある。ぜひお試しを。
米沢牛入りハンバーグ
三原椿油、ネイルオイル、リジュブカメリアフェイシャルソープ、島椿シャンプー、島椿トリートメント、島椿
<大島町・㈲高田製油所>
三原椿油(60mℓ 1050円)、
ネイルオイル(5mℓ 630円)、
リジュブカメリアフェイシャルソープ(1個 950円)
<利島・JA東京島しょ利島>
島椿シャンプー(300mℓ 2300円)、
島椿トリートメント(300mℓ 2400円)、
島椿(100mℓ 1370円)
 母の日のプレゼントにおすすめなのが、椿の実から抽出される椿油を使った商品だ。
 椿油の成分は、約86%がオレイン酸という脂肪酸であり、これは私たちヒトの健康な皮膚から分泌される脂肪分と極めて似た性質を持っている。しかも椿油はリノール酸が少ないので酸化しにくく、古くから安心して使える天然油として肌や頭皮に使われてきた。
 ちょっと高価なので、自分では手が出にくいが、プレゼントされればうれしいこと間違いなし。「最近、髪に潤いが無くなってきた」「乾燥肌で、しかも敏感肌」と悩むお母さんにプレゼントしてみては?
 シャンプーやトリートメント、お肌にも頭皮にも使える純正椿油、爪用の製品もある。
 椿油といえば大島が有名だが、実は生産量一位は利島(としま)。「"何も足さず何も引かない"ピュアオイル」というキャッチフレーズがかっこいい。
<穴水町・能登ワイン㈱>
ヤマソーヴィニヨン(720mℓ 1522円)
能登セイベル白(720mℓ 1522円)
 "能登はやさしや土までも"といわれる能登半島。その中央部にある穴水町で作られるワインだ。海産物が豊富な印象の能登だが、実は土から採れる農産物も豊富。ブルーベリーなど果物が栽培され、能登牛が育ち、土壌が芳醇なイメージがある。このワインを父母に贈って家族みんなでグラスを傾けながら、やさしく芳醇なひと時を過ごしたい。
 原料のブドウも穴水町で生育している。赤に使われるヤマソーヴィニヨンという品種は、山梨大学がカベルネソーヴィニヨンに山ぶどうを交配して改良した赤ワイン用品種。ワインにすると、優雅な香りと舌に残るような渋みと甘みのバランスのとれた味だ。白のセイベルは淡白で爽快な味わい。白ワイン特有のあっさりとした風味で、特に女性に好評。鶏肉料理やカキなどにもよく合う。
ヤマソーヴィニヨン、能登セイベル白、
爪切り、鼻毛切鋏、眉毛切鋏、本薩摩手付き櫛、胡粉ネイルコート、あぶらとり紙forMEN、あぶらとりハンカチ
<京都市・菊一文字など>
爪切り(840円)鼻毛切鋏(2100円~)
眉毛切鋏(3675円)
本薩摩手付き櫛(4725円)
胡粉ネイルコート(1200円)
あぶらとり紙forMEN(315円)
あぶらとりハンカチ(525円)
 父の日にプレゼントしたいのが、京都館のこれらの商品。男性におすすめの身だしなみグッズだ。爪切りや鼻毛切鋏、あぶらとりハンカチなどを贈って、いつまでも清潔感のあるかっこいいお父さんでいてもらおう。
 大人の男性が持つものだからぜひ上質のものを。京都館ならそれが一堂にそろう。爪切りや鋏類は、なんと700年以上の歴史がある打ち刃物「菊一文字」の商品。後鳥羽上皇の御番鍛冶で刀匠の元祖だったという伝統を受け継ぎ、高級刃物を作っている。先が丸い鼻毛切鋏も眉毛用の小さな鋏も、隙のないフォルムというか、小さな鋏なのに品格のようなものが漂う。丹精込めて作られているのがひと目で分かる。郵送で送れば手入れもしてくれるそうなので、一生ものになり得る。
 つげの櫛も、今は天然の本柘植がなかなか手に入らないそうで高価だが、静電気が起こらず、頭皮にやさしく、高品質。長く愛用してもらえるプレゼントは、贈った方の喜びも倍増するので、ぜひ。
<萩市・中原國輔>
萩焼 組湯呑(1対 3150円)
 おいしいものがいっぱいの山口館にあって、ついつい見落とされがちなのがウィンドーに飾られた工芸品。でも、よく見ると手ごろな値段で使いやすそうな品が揃っている。
 父母の日のプレゼントでおすすめなのが、萩焼の商品だ。萩焼といえば「一楽二萩三唐津」と歌われる、誰もが知る人気の焼き物。茶人好み…ということで高価なイメージだが、この湯呑もペアで3150円。温かみのある桜色の釉薬がいかにも萩焼らしく、毎日使っても飽きなさそう。
 この他に萩焼のビールグラス1500円やぐい飲みなども販売している。これからビールのおいしい季節なので、お酒好きのお父さんに贈れば喜ばれそうだ。いい器で飲むとひと味違う。ついでに店内で販売している地酒もセットで贈れば、さらに喜ばれること間違いなし。
萩焼 組湯呑
一本釣りうるめいわしオイルサーディン
<土佐市・宇佐もん工房>
一本釣りうるめいわしオイルサーディン
(1尾 598円)
「うるめいわしって、あの丸干しでよく食べる魚でしょう。それが1匹で598円!?」と、思われるでしょうが、これがおいしかったんです。店長さんの「これ、人気があるんですよ」という力を込めた言葉も納得。
 まず、丸々と太ったうるめいわしが登場して、うるめいわしってこんなに大きいんだ、とびっくり。口に入れると、身がしっとりして味わい深く、オリーブオイルの風味も上品な塩加減もちょうどいい。まさに絶妙。これを肴に好きなお酒を飲んだら幸せだろう。お酒好きの両親に贈れば喜ばれること間違いなしだ。
 この商品が作られる土佐市宇佐町の漁場は、土佐湾の中央部に位置する。宇佐の漁場では、魚同士が擦れ合って鮮度が落ちるのが速くなる"網漁"は行わず、伝統の"釣り"による漁のみを行っているのだそうだ。一本釣りで獲った鮮度抜群のうるめいわしをエクストラバージンオイルで煮込んだオイルサーディン。
 パッケージに大きく"一本釣りうるめいわしの感動の味をご堪能ください"と書いてあるが、確かにちょっと感動した。おすすめです。
            
中元千恵子
中元千恵子 旅とインタビューを主とするフリーライター。埼玉県秩父市生まれ。上智大卒。伝統工芸や伝統の食、町並みなど、風土が生んだ文化の取材を得意とする。また、著名人のインタビューも多数。 『ニッポンの手仕事』『たてもの風土記』『伝える心息づく町』(共同通信社で連載)、 『バリアフリーの宿』(旅行読売・現在連載中)。伝統食の現地取材も多い(http://tabipen.net/report/nakamoto01.html